光圓寺の御正忌報恩講では、法要3日目の昼にお斎をいただきます。内容は写真の通りで、親鸞聖人がお好きだった「赤飯」を中心に、たくさんのおかずが並びます。写真には入りきれていませんが、器の下にもまだ料理が隠れています。料理を作ってくださるのは、仏教婦人会の厨房担当の方々。料理のプロとして活躍されている方もいらっしゃり、その味はお墨付き。ちなみにこれらの食器は報恩講のお斎専用のもので、1年に1度、この日だけ使用するもの。餅つきの日に、餅つきとは別に、担当の地域の方々が洗っていきます。御正忌報恩講は、行事そのものもそうですが、何より準備が大変で、仏教婦人会の方々を中心に、多くの方々のご協力のもと、毎年勤めさせていただいおります。
また、光圓寺では、法要の準備と法要2日目と3日目には昼食が振る舞われるのが定番(法要1日目は午後からのため、食事はありません)。写真はその一例。いつもあまり料理の写真を撮っていないため、これからは撮っておこうと後悔。。。漬物のたくあんやタケノコは、仏教婦人会の方のお手製で、これがまた美味。更に今回は、デザートを作ってきてくださった方もいらっしゃいました。そして写真の炊き込みご飯。実はこれ「むかご」が入っているのです。「むかご」は、私たちの地元では秋の定番の食材で、近所では庭で採れるような家もありますが、実は京都の料亭でも提供されるような珍重される食材。一般的には「むかご」のみを入れて炊き込むことが多いのですが、この日は様々な具材を含めた特性の「むかご入り炊き込みご飯」。これは殊に美味しく印象的でした。「むかご」は秋には毎日でも食べたい食材ですので、厨房からたくさん拝借して、この日の夜も、次の日の朝も、お腹いっぱい「むかご入り炊き込みご飯」を堪能させていただきました。光圓寺は、御正忌報恩講のお斎もさることながら、普段の食事も名物ですので、これからは折に触れて紹介させていただこうと思います。