先日、本堂正面の扉の工事を行いました。従来は、下記の写真のような扉となっていました。意匠として立派ではありますが、中の障子を開いた状態でも、外からの光が入らない状態となっています。また、外から中の様子を窺うこともできません。
まずは、従来の扉を外して新しい木枠を嵌め込みます。事前に寸法を測った上で作成されたものですが、職人さんが現場での微妙な調整を行っていました。
今回最も大変だったのが、ガラスを木枠に嵌め込む作業。大きな扉に使われるガラスの重さは、1枚あたり何と68kg。小さい扉でも40kgもあるそうです。防犯と安全性を考慮して、2枚重ねで中央に特殊なシートを挟み込んだ特別なガラスを使用しています。職人さんが慎重にそぉ~っと運んでいました。
完成した姿がこちら。中の障子を開けると、本堂の奥まで見通すことができます。また、本堂から境内を眺めるのも抜群の開放感。5月の親鸞聖人降誕会で皆様にお披露目するのが楽しみです。